UR都市機構と千葉大学の間で地域課題の解決に向けた取組みに係る連携・協力に関する基本協定を締結しました

学生のみなさまへ 教職員のみなさまへ 地域のみなさまへ

国立大学法人千葉大学(以下「千葉大学」)と独立行政法人都市再生機構東日本賃貸住宅本部(以下「UR都市機構」)は、超高齢社会への対応が求められる海浜ニュータウン(千葉市美浜区)において、「千葉大学美浜」の開設を契機として、それぞれが実施する地域課題への取組みに係る連携・協力に関する基本協定を、10月1日に締結いたしました。

■協定締結の背景

千葉大学は、文部科学省の大学COC事業の採択を受け、「クリエイティブ・コミュニティ創成拠点・千葉大学」を形成するため、全学を挙げて、地域志向の教育・研究・社会貢献に向け、地域課題や社会問題の解決に総合的・包括的に取組むこととしています。

UR都市機構(http://www.ur-net.go.jp/)は、高齢者がいつまでも安心して生き生きと住み続けられる住まい・まちづくり(Aging in place)を進めるため、「超高齢社会における住まい・コミュニティのあり方検討会」においてまとめられた、地方公共団体、住民、大学、企業との密接な連携の下でUR賃貸住宅団地の地域医療福祉拠点化を進めるべきという最終報告を受け、平成26年度から団地を選定し具体化することとしています。

そこで、千葉大学が今月、UR賃貸住宅約1万5千戸を含む海浜ニュータウンの小学校跡地に「千葉大学サテライトキャンパス美浜」(以下「サテキャン」)を開設したことを受け、同ニュータウン約5万戸を教育・研究フィールドとして、より具体的な取組みを開始するため、千葉大学とUR都市機構は、それぞれが実施しようとする地域課題への取組みに係る連携・協力に関する協定を締結しました。

■今後の具体的取組み

①「サテキャン」の運営において、以下の連携・協力

ア.UR賃貸住宅団地等の居住者を対象とした超高齢化領域の実践研究

イ.UR賃貸住宅団地等での住まい方、暮らし方及びコミュニティ領域の実践研究

ウ.UR賃貸住宅団地等の存する海浜ニュータウンの基盤・空間領域の実践研究

②UR都市機構が実施するUR賃貸住宅団地の地域医療福祉拠点化に関して、千葉大学の知見・技術・資源の提供など

写真)10月4日、サテキャンで行われた協定締結式の様子 左:UR都市機構 関東地域担当本部長 守安雅志、右:千葉大学長 徳久剛史

写真)10月4日、サテキャンで行われた協定締結式の様子
左:UR都市機構 関東地域担当本部長 守安雅志、右:千葉大学長 徳久剛史