日本の地方における少子高齢化、人口減少は深刻な問題です。人口減少エリアに若者が定住するためには、仕事が重要なポイントとなりますが、昨今地方に工場などを持っていた大手企業の撤退も増加する中、雇用の確保は非常に大きな課題となっています。 千葉大学COC+では、地域が持つ特性や独自性を活かしたビジネスを促進させることに加え、地域の中小企業も含めた企業と学生のマッチングを、在学時におけるインターン制度などを取り入れて進めているほか、いすみがくでは雇用されるだけではなく、自らビジネスをつくり出せる学生の育成を進めています。また、起業に限らず、雇用されていても、自ら社会の課題を見つけ、収益を生み出すビジネスとして解決する姿勢が重要です。自ら考えたプロジェクトプランを収益性も考えながら小さくても実践していくことで、地域で生き抜くスキルを身につけることを重要視しています。
今はまだいすみを知らない学生たちがプロジェクトを通していすみの魅力を学ぶ
「プロジェクト」と、そこで体験する「仕事」を通して社会との関わり方を学ぶ
学生がいすみに学ぶ過程を通して市民にも改めていすみの魅力に気づいてもらう
その結果としていすみ市に活気が生まれていく
いすみがくでは学生が主体となって、いすみに関わる様々なプロジェクトを行っています。それらのプロジェクトは学生がいすみで見つけた課題や、市民の方からいただいた相談を元にスタートします。プロジェクトを通して、いすみの課題を前進・解決するとともに、学生はいすみのこと、社会との関わり方をまなびます。
大原商店街の真ん中から少し南よりにある出口商店を、オーナーである出口さんのご好意によりお借りし、敷地内の蔵をリノベーションすることで学生拠点をつくりました。 学生がいすみ市で活動するための拠点として、市民の方と交流するための場として、いすみがくにとって大切な場所です。 お近くにお越しの際は、ぜひお気軽にお立ち寄りください。使われていなかった蔵が、リノベーションによって新しい価値を持って生まれ変わった様子をご覧いただけると思います。