いすみがく

一つだけじゃない。多様なバイオトイレ②

引き続き、他のトイレも概要にてご紹介させて頂きます。

いすみ事例④

大便の時、小便の時で2つの便器を使い分ける二便器型。
環境に優しく自然と共存することを目指した約10人が暮らす、主のトイレとして使っている。
小便はそのまま液肥として果樹の根本に撒き、大便は土に返す。約10人が毎日使うので毎日の掃除が必要だが、水を汚さずに循環の中に自分が入れることが実感できる生活だという。

 

【その他事例】市原市事例

研究・培養しているナルナル菌を使ったバイオトイレ。
水分吸収用の籾殻にナルナル菌を入れれば管理は一切必要なく、トイレットペーパーも分解する。
キャンプをする子どもたちが利用している。山の中なので管理のしやすさは大切である。

 

【その他事例】千葉市事例

排泄物を山の養分にするコンポストトイレ。
山を整備し、多様性のある環境を作るために活動する過程で、建物に付随させてトイレを作った。
人間の排泄物を発酵、分解する多くの菌類がいる環境を作るため、水の流れや木の根、風通しを意識しながら建設する。
和式のため、毎日使うトイレには不向きであるが、一番簡単に安くできる形であるだけなので、使い方に合わせて改築できると思う。
また発酵分解後に残る炭は多くの細菌微生物がいるため畑に撒くと効果絶大。