いすみがく

ピア宮敷デザイン

プロジェクト実施:小倉大知(工学部デザイン学科)

いすみ市内にあるピア宮敷さんより、商品ロゴ・パッケージなどのデザインをいすみがくへ相談をいただきました。ピア宮敷さんは障がい者支援事業を中心に、地域の食材を生かした様々な商品を販売されています。いすみブランドにも認定されているごま油を筆頭に、生キクラゲ、はちみつ、ジャム、ハーブティーなど幅広い商品を全ていすみ市内で丹精込めて作られています。今回のご依頼は、それらの商品群に統一されたロゴとパッケージデザインを制作してほしいというものでした。

ピア宮敷さんに実際に行ってヒアリングを重ねて行く中で、ピア宮敷さんの商品が様々なつながりを生んでいると感じました。また、入居されている障がい者の方々と施設の方々が一緒になって商品を作られている姿がとても印象深く、これらをロゴデザインに表現したいと考えました。決定したロゴには、2つの円がつながっていくイメージを形づくりました。さらにそれらが重なり合い、色が変化しながらひとつの形になっていくところに、様々な境遇の方々が助け合いながら作られているピア宮敷さんの商品が、地域や自然、人々などいすみを越えて様々なものをつなぐきっかけとなってほしいという想いを込めました。

ロゴデザインの決定後、ロゴに合わせてジャムやハチミツ、ハーブティーのパッケージデザイン、名刺、のぼりのデザインも担当させていただきました。そしてプロジェクト開始から約3ヶ月、無印良品有楽町店前でピア宮敷さんが出店された機会にお披露目となりました。ブランディングのような形でデザインをさせていただき、自分個人としても非常に貴重な経験をさせていただいました。

本プロジェクトを通じ、お忙しい中何度もミーティングのお時間をいただき様々なご意見をくださったピア宮敷の皆様に本当に感謝しております。今回制作させていただいたロゴが皆様に愛着をもって使っていただけるものとなるよう願っております。ピア宮敷さんの商品は、今後成田空港や道の駅などの販売も予定されているそうです。見かけたら是非一度手に取っていただけると嬉しいです。

デザインに関するご要望・ご相談がございましたらお気軽にご相談ください。

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