千葉大学普遍科目「ローカルプロジェクト実習B」参加者募集

世界遺産のまちから学ぶ 2018(佐原寄付講座)
〜佐原の大祭と観光のまちづくり(千葉県香取市)〜

実習概要:「佐原のまちづくりを体験する」

2016年にユネスコ世界遺産に登録された「佐原の大祭」とそれを基軸とした「観光のまちづくり」を学びます。江戸時代から続く伝統的な祭り、利根川を通じて栄えた商人の文化、伊能忠敬らによって導かれてきた自治の精神など、いま注目される佐原がどのように発展しているのか、その真相を探ります。

今年度は、第一弾として「佐原の大祭と観光のまちづくり」の講義(教養展開科目・地域産業イノベーション学)を第2タームに開講していますが、その第二弾として、佐原のまちづくりを体験する「ローカルプロジェクト実習」を第3タームに予定しています。

佐原のまちづくりは、市民主体の実践活動(自治)という理念、祭り・街並み・食をはじめとした地域資源の磨き方、地元の人々の意識、地域経営の方策、そして地域コミュニティにおける生き方など、様々な魅力に満ち溢れています。本実習では、限られた時間にはなりますが、そうした佐原のまちづくりの現場を直接体験し、関係者へのヒアリングや交流を通じながら、その意義を学ぶことを狙いとしています。なかなか得難い出会いや交流の機会となりますので、まちづくりの現場を知りたいと思う学生は、ぜひ参加して下さい。

受け入れ人数は、5〜10名を予定しています。これを上回る応募がある場合は、希望動機を見て選考しますので、あらかじめご了承下さい。


ガイダンス (参加必須)

次の日時で実習ガイダンスを実施します。(1)への出席を原則とし、都合がつかない場合は(2)に出席して下さい。実習の詳細を説明しますので、参加希望者は必ず出席して下さい。いずれの日時も参加が難しい場合は、担当教員にメールにて問い合わせて下さい。

(1) 7月25日(水)12時10分〜40分 場所:G4-22 教室
(2) 8月1日(水)12時10分〜40分 場所:G4-22 教室

参加希望者が想定を上回った場合は、ガイダンス当日に希望動機を記入・提出してもらい、選考された学生には8月2日(木)9時までにメールにて連絡します。


実習 (必須)

(1) 9月5日〜7日の3日間
現地に滞在しながら(※1)、主なまちづくり拠点や活動場所を見学し、それぞれの関係者と交流をしながら、まちづくりの現場を学びます。関係者との交流では、日々の活動を伺うとともに、各自質問をしながら、理解を深めます。

主な予定(案)
 ・NPO法人佐原の大祭振興協会からのヒアリング及び山車会館見学
 ・小野川舟運体験及び佐原の町並み散策  きめらヒアリング
 ・まちづくり団体のヒアリング NPO婆沙羅 佐原おかみさん会など

   

(2) 9月30日(予定)
10月の大祭に向けた佐原の大祭準備風景を見学します。

(※1)実習は、2泊3日で現地に滞在しながら実施することを予定しています。なお本講座は、㈱NIDからの御好意により、「寄付講座」として位置づけられています。宿泊場所は、町屋などが提供されることになっており、宿泊費・交通費の一部補助もありますので、実費負担としては、3,000〜5,000円を予定しています(確定した費用額はガイダンス時に説明予定)。


大祭見学 (参加自由)

10月12日〜14日に秋の大祭が開催されますので、実習に参加したことを踏まえて、見学します(参加日時などの詳細は後日)。


担当教員

関谷 昇 / 千葉大学大学院社会科学研究院教授 
noboru@(@マーク以下にfaculty.chiba-u.jpと入力してください。)