千葉県COC+
千葉県COC+とは、千葉県内の大学・自治体・企業等が協力して、千葉の地方圏を元気にするプロジェクトです。
東京から離れた千葉の地方圏では、人口減少など様々な課題があります。その課題解決のために、地方で活躍できる人の育成・地方での仕事づくり・若者が地方に根付くことを目的として、様々な取り組みを行っています。
千葉県COC+紹介動画
事業コンセプト
地域産業イノベーション人材の育成
首都圏に近く、成田空港を有する立地を活かし、都市の研究シーズを千葉に集約させ、地方に還流し、地域産業にローカル・イノベーションを興す「地域産業イノベーション人材」を育成します。
地方創生先進モデルの提案
海と山に囲まれ、都市と農村が共存する千葉県は「日本の縮図」ともいえ、本事業が人口減少課題に直面する日本の地域創生先進モデルとなることを目指します。
2つの好循環(イノベーションサイクル)
千葉県は、東京に近接し若者人口が流入超過する「都市圏」と、若者人口が大きく流出する「地方圏」に二分されています。本事業では、若者人口が大きく流出する地方圏を事業協働地域とし、横芝光町、いすみ市、勝浦市の3市町を重点モデル地域としています。
事業協働地域にでは、地域産業を世界展開するイノベーションによって産業振興を図るとともに、産業振興を担う人材を地域の中で育成し地元に定着させることによって、2つの好循環(イノベーションサイクル)を生み出す「ローカル・イノベーション集積タウン」を形成します。
- 産業振興や新たな雇用の場を創出することで、若者が移住・定住し、地域経済が活性化することで、人の暮らしやまちが元気になる好循環です。
- 大学の研究シーズや技術を地域産業の育成に投入し、大きく成長させ、そこからさらなる事業拡大のための研究資金等を大学に還流する好循環です。これは、地方と大学が未来に向けて共に成長するモデルです。
COC+とは
地方における魅力ある就職先の創出・開拓と、その地域が求める人材育成のための教育カリキュラム改革
「人口減少が地域経済の縮小を呼び、地域経済の縮小が人口減少を加速させる」という負のスパイラルに陥る可能性が危惧される日本。地方と東京の経済格差拡大が、東京の一極集中と若者の地方からの流出を招いています。そこで、大学が地域の各種機関と協働し、学生にとって魅力ある就職先を創出・開拓するとともに、地域が求める人材を育成するための教育改革を実行します。
また、COC+推進コーディネーターを配置し、事業協働地域の連携強化や取り組みの進捗を管理。事業協働機関が設定した目標達成のために、大学力(教育・研究・社会貢献)を結集させ、事業協働地域における雇用創出と事業協働地域への就職率向上によって、若年層人口の東京一極集中を解消させる狙いがあります。