ローカルプロジェクト実習「世界遺産のまちから学ぶ 2019」参加者募集
《寄付講座》世界遺産のまちから学ぶ 2019
〜佐原の大祭と観光のまちづくり(千葉県香取市)〜
実習概要:「佐原のまちづくりを体験する」
2016年にユネスコ世界遺産に登録された「佐原の大祭」とそれを基軸とした「観光のまちづくり」を学びます。江戸時代から続く伝統的な祭り、利根川を通じて栄えた商人の文化、伊能忠敬らによって導かれてきた自治の精神など、いま注目される佐原がどのように発展しているのか、その真相を探ります。
今年度は、第一弾として「佐原の大祭と観光のまちづくり」の講義(教養展開科目・地域産業イノベーション学)を第2タームに開講していますが、その第二弾として、佐原のまちづくりを体験する「ローカルプロジェクト実習」を第3タームに予定しています。
佐原のまちづくりは、市民主体の実践活動(自治)という理念、祭り・街並み・食をはじめとした地域資源の磨き方、地元の人々の意識、地域経営の方策、そして地域コミュニティにおける生き方など、様々な魅力に満ち溢れています。本実習では、限られた時間にはなりますが、そうした佐原のまちづくりの現場を直接体験し、関係者へのヒアリングや交流を通じながら、その意義を学ぶことを狙いとしています。なかなか得難い出会いや交流の機会となりますので、まちづくりの現場を知りたいと思う学生は、ぜひ参加してみて下さい。
実習スケジュール
①ガイダンス
次の日時で実習ガイダンスを実施します。実習の詳細を説明しますので、参加希望者は必ず出席して下さい。このガイダンスへの参加が難しい場合は、7月30日までに担当教員にメールにて問い合わせて下さい。
7月31日(水)12時10分〜40分 場所:G4-22 教室
受け入れ人数は、5〜6名を予定しています。これを上回る応募がある場合は、希望動機を見て選考しますので、あらかじめご了承下さい。
② 事前レポート
佐原のまちづくりについて、何に着目したいのか、どのようなことを地元の人たちに聞いてみたいのか、自分はどのようなまちづくりが重要だと考えているのか、まずは自分なりに考えて、事前レポートを作成します。
③ 実習
次のA日程・B日程のいずれかを選択し、所定のプログラムに参加します。
現地に滞在しながら、キーパーソンが登壇する各種講座を受講するとともに、視察・体験などを行うことで、佐原のまちづくりを学ぶことを予定しています。なお同プログラムは、法政大学のキャリアチャレンジと合同の開催になりますので、学生間の交流なども期待されます。
《A日程(8月8日〜10日)》
8日 佐原学基礎講座(歴史から見た佐原のまちづくり①)
佐原講座(小野川と佐原の街並みを考える会)
9日 佐原講座(佐原おかみさん会)
まち歩き・現場視察
佐原学基礎講座(歴史から見た佐原のまちづくり②)
意見交換会
10日 まちづくり観光研修
イベント研修(竹灯り設置)
《B日程(8月14日〜16日)》
14日 イベント研修(夢灯籠流し・準備)
浴衣体験
15日 観光施設見学
まちづくり観光研修・船巡り体験
佐原講座(伊能忠敬)
意見交換会
16日 イベント研修(夢灯籠流し・撤収)
まちづくり観光研修
ヒアリング研修
なお本実習は、㈱NIDからの御好意により、「寄付講座」として位置づけられますので、2泊分の宿泊費(ホステル小江戸を予定)と一部の食事代は不要となります。実費負担は、自宅から佐原までの往復交通費および一部の食費のみです。
また、A日程またはB日程のすべてに参加できない事情がある場合、あるいは両日程に参加したいなどの希望がある場合は、担当教員に必ず相談してください。
④ 事後レポート
事前学習で提出したレポートで考えていたことが、実習を通じてどのように変わったか、まちづくりにおいて何が重要なのか、各自で事後レポートを作成します。
成績
事前の履修登録は不要です。
上記のレポートおよび実習参加を総合的に判断し、最終的に評価します。
レポート提出要領
事前レポート:4000字程度で作成。
提出締切日 8月5日(月)17:00
事後レポート:8000字程度で作成。
提出締切日 10月1日(火)17:00
各レポートはword等で作成し、メールに添付して担当教員に提出するようにしてください。
担当教員
関谷 昇 / 千葉大学大学院社会科学研究院教授noboru@(@マーク以下にfaculty.chiba-u.jpと入力してください。)