台南でのエイジング・イン・プレイス【国立成功大学】

概要

高齢者へのインタビュー

高齢者へのインタビュー

高齢者が活躍するショップ視察

高齢者が活躍するショップ視察

中間発表会

中間発表会

最終プレゼンテーションと講評会

最終プレゼンテーションと講評会

国立成功大学で実施されたプログラムは、「Healthy Aging(健康的な老化)」と「Aging in Place(住み慣れた地域での高齢化)」がテーマでした。その中で、台湾南部の台南市に位置する仁愛と南里のコミュニティを対象地域とし、地域の高齢者と直接的な交流を行いながら、健康的な老化の実現と地域コミュニティの活性化が目指されました。

具体的には、住み慣れた地域で高齢者が自立して生活を続ける社会の実現(Aging in Place)を考察し、そのための方策を提案することが求められました。プログラム期間中、学生たちは現地の高齢者やコミュニティリーダーと交流を行い、彼らの生活環境や課題を観察しました。さらに、地域でのワークショップや活動体験を通じて、健康的な生活習慣の重要性や地域社会のつながりの意義を学びました。これらにより、学生は台湾と日本の高齢化社会における共通点と相違点を比較しながら、より実践的な解決策は異文化理解を深めつつ、高齢化に対する解決策を検討し、提案していきました。


プログラム内容

対象地

台南市仁愛コミュニティ、南里コミュニティ

参加者

千葉大学6名、国立成功大学12名


プログラム時間割

プログラム時間割

1日目

オリエンテーション、基礎講義「Healthy AgingとAging in Place」、成功大学キャンパスツアー、仁愛村ツアーと概要説明

2日目

講義「世界規模での高齢化と台湾の現状」、南里村の概要説明と地域探索、地域高齢者との交流活動、ディスカッションと振り返り

3日目

講義「文化的感受性と高齢者とのコミュニケーション」、健康と文化に関する講義、ワークショップ「インタビュー計画と質問技法」、現地高齢者との交流活動

4日目

現地高齢者との1日体験活動、地域エクササイズ体験、インタビュー準備、中間プレゼンテーション準備

5日目

中間プレゼンテーション、現地高齢者の生活に関する討論、講義「地域コミュニティと健康政策」

6日目

地域コミュニティ内での観察とインタビュー、現地市場と歴史的施設の見学、グループでの振り返りとディスカッション

7日目

講義「台湾の介護政策と地域連携」、ワークショップ「未来のコミュニティづくり」、地域課題の具体化とアイデア出し

8日目

地域介護施設の訪問と観察、ワークショップ「最終プレゼンテーションの準備」、地域コミュニティに関する討論

9日目

最終プレゼンテーション、参加者全員での振り返りとディスカッション、閉会式


おすすめポイント(このプログラムの参加者)

おすすめポイント(このプログラムの2024年参加者から) 

首藤美結の写真

首藤美結(法政経学部3年)

台湾PBL を通して、現地の学生と沢山コミュニケーションを取ることで、親交を深めることができました!台湾を肌で感じられる貴重な機会だと思います!

岩野祥大の写真

岩野祥大(教育学部2年)

初海外で不安も多くあったが、一緒に行った日本人学生や台湾学生の協力があり、短期間の中で充実した時間を過ごすことができた。自分の中での価値観が大きく変わるような出来事や自分を変えてくれるようなことが多くあってとても良い経験ができた。短期でここまでの充実した時間を過ごせるのは台湾でのこのプランしかないと思う。気になる人はぜひ参加して欲しい。

纐纈裕理の写真

纐纈裕理(医学部4年)

2週間弱という短いプログラムではありますが、毎日が発見の連続で本当に学びがいのあるものだと思います。台湾は日本と似ていて慣れ親しみやすいですし現地の人も優しい人たちばかりなので海外初心者には特におすすめです。

工藤元の写真

工藤元(教育学部2年)

現地の人とコースの活動を通して非常に仲良くなることができ、台湾の文化についてもとても詳しくなることができます。それに加えて比較的安価で行くことができ治安もよく安心です!初めての留学で不安な人や遠くに行くのにお金がないという人にもお勧めです!

北村蒼太の写真

北村蒼太(国際教養学部3年)

台湾に行ってみて日本とのつながりの深さに驚きました!現代の日本だけでなく日本占領時代の遺構も残っており日本について考えるきっかけにもなりました。現地の学生はとてもフレンドリーで熱心で短期間の留学でしたが彼らとの経験で成長できたと感じています!

稲葉彩奈の写真

稲葉彩奈(法政経学部2年)

現地の学生とグループワーク、フィールドワークをするプログラムです。台湾と日本は第一言語が英語ではない国同士であるため、難しい英語に悩まされることはなく、むしろ他の英語圏の国と比べてコミュニケーションがとりやすく、仲良くなれます!フィールドワークでは現地の人にインタビューをしたり、散策をしたり、時には山登りをしたり、、(笑)このプログラムに参加しなければ得られない経験がたくさんできます。