新竹の旧中心市街地での文化移転【国立清華大学】

概要

対象地視察ツアー

対象地視察ツアー

コラボ店舗オーナーへのインタビュー調査

コラボ店舗オーナーへのインタビュー調査

課題をまとめるグループワーク

課題をまとめるグループワーク

最終プレゼンテーションと講評会

最終プレゼンテーションと講評会

国立清華大学のプログラムは、台湾の新竹市にある旧市街地の市場の中にある店舗を対象とした9日間のPBL(Project-Based Learning)です。

活動の舞台となる旧市街地は、かつて栄えた商業地域が、時代の変遷や経済的要因で衰退しているという課題を抱えており、その象徴的な場所である東門市場や中央市場を中心に、地域の再生を目指す取り組みが進められています。  

このプログラムは、フィールドワークを軸に構成されており、現地での観察やインタビューを通じて地域の現状を把握し、その課題を分析することから始まりました。ORID法やValue Proposition Canvasといった対象地の課題や問題点を発掘する分析手法を用いながら、各チームがコラボ店舗に対して具体的な提案を行う形式です。提案内容には、店舗独自のプロモーションツールの開発や多言語対応のマップ作成といった具体的なアイデアが含まれ、それらを実際に試作し、最終日に発表しました。


プログラム内容

対象地

新竹市旧市街にある東門市場・中央市場(コラボ店舗)

参加者

千葉大学4名、清華大学6名、清華大学高大連携高校生10名


プログラム時間割

プログラム時間割

1日目

アイスブレイクとチーム自己紹介、東門市場・中央市場周辺の案内ツアー、新竹市の歴史と市場に関する講義

2日目

コラボ店舗の視察・インタビュー(第1回)、店舗の特徴や課題を整理、インタビュー内容の共有とプレゼン準備

3日目

プレゼンテーション(視察結果の発表)、ORID法の講義と実践演習

4日目

コラボ店舗の視察・インタビュー(第2回)、最終発表アイデアの構想作成、提案内容のブラッシュアップ

5日目

プレゼンテーション(提案内容の共有)、質疑応答とフィードバック、Value Proposition Canvasの講義と実践

6日目

コラボ店舗への提案内容のプレゼンと議論、プロトタイプ作成(カードやゲーム案など)、提案内容の修正と最終発表準備

7日目

ペルソナ設定の講義と顧客分析、提案内容の最終調整

8日目

観光(親睦を深めるため)、最終発表の準備(スライドや資料の作成)

9日目

最終発表スライドの確認とリハーサル、最終発表と質疑応答、ゲスト講師からのフィードバック、記念撮影


おすすめポイント(このプログラムの参加者)

おすすめポイント(このプログラムの2024年参加者から) 

関根礼乃の写真

関根礼乃(国際教養学部2年)

地方創生のための取り組みを体験できる貴重な機会です。現地の文化に触れることができ、楽しみながらグローバルな視点で地域活性化について考えることができます。英語に苦手意識があっても、チームメイトと工夫して乗り切れるので、ぜひ応募してみてください!

古田土蒼太の写真

古田土蒼太(教育学部2年)

たった10日間程度で、本格的な「留学」をこのプログラムで体験することができます。台湾の学生はみんなとてもやさしく、海外初心者にも強くお勧めできるプログラムです!

日高和広の写真

日高和広(法政経学部2年)

実践的な場で地域への貢献、自身の英語力の向上を同時に実現できる素晴らしいプログラムです。また、台湾の学生は皆親切で、プログラム後に台湾の街を案内してくれたり一緒に食事をしたりしてくれて親睦を深めることができました。

岡田天音の写真

岡田天音(文学部4年)

このプログラムでは現地の学生と台湾の地域課題に取り組むことで、学びを深めると同時に台湾の魅力溢れる文化や価値観に触れることができます!共に頑張ったチームメイトとは自然と連帯感が生まれ、友人も沢山できました。また来年も叶うならば参加したいくらい、充実した時間でした。