台湾北部沿岸地域の文化・経済活性化【国立台湾海洋大学】
概要
対象地体験ツアー
対象地視察の中間発表
対象地のインタビュー
最終プレゼンテーションと講評会
国立台湾海洋大学のプログラムは、台湾北部の港湾都市・基隆市および周辺沿岸地域を対象とした約8日間のPBL(Project-Based Learning)です。
活動の舞台となる基隆市や八斗子漁村、基隆島は、かつて漁業を基盤に発展してきた地域である一方、高齢化や人口流出が進み、海洋資源や景観といった豊かな地域資源をどのように持続的な経済・観光へつなげるかが課題となっています。
このプログラムは、フィールドワークを中心に構成されており、地域調査や住民インタビュー、海洋資源・環境保全に関する見学や体験を通じて課題を整理し、日本と台湾の混成チームで基隆島観光や海洋資源活用などをテーマに具体的な活性化案を検討し、最終日に提案として発表しました。
プログラム内容
対象地
台湾北部沿岸・基隆
参加者
千葉大学7名、台湾海洋大学8名
プログラム時間割
1日目
プログラム概要説明、アイスブレイクと日台学生の顔合わせ、基隆および沿岸地域に関する講義
2日目
八斗子漁村の訪問、伝統的な染め物や漁村文化の体験、地域関係者へのインタビューと共有
3日目
海洋資源修復施設の見学、養殖や放流に関する講義・体験、学びの整理と簡易発表
4日目
沿岸地域での海洋環境保全活動(サンゴ・海藻関連)、研究施設の見学と質疑応答
5日目
海洋資源を活用した食品加工の講義と調理体験、地域資源活用アイデアの整理
6日目
基隆島の訪問と現地調査、観光資源および課題の観察、グループでの意見交換
7日目
グループワークによる提案内容の整理、プレゼン資料作成と発表練習
8日目
最終プレゼンテーション、教員による講評とフィードバック、振り返り
おすすめポイント(このプログラムの2025年参加者から)
永田彩乃(文学部2年)
一般に留学というと語学留学という印象が強いですが、このプログラムは語学の訓練というよりも、現地で様々な体験をするという側面が強いです。しかし、台湾の学生と共同して地域の課題の解決を目指すので、必然的に英語で話したり、発表を作ったりするので、結果的には実践的な英語の力がつきます。
比嘉彩琶(工学部3年)
このプラグラムは学生の主体性をとても大切にして、インタビューなどを通して自分たちで地域課題を見つけ解決策を考えていきます。そのため、8日間という短い期間ではありますが毎日異なる体験学習や地域訪問があり、非常に濃い10 日間となっています。さらに現地の学生はおもてなし精神が強く、授業後には多くの観光地や夜市に連れて行ってくれました。とても充実した8日間であったため是非多くの学生に参加してほしいと考えます。
関颯太(法政経学部3年)
このプログラムで船で近くの島を訪れたり餃子づくりをしたりととても活動的なプログラムです。放課後は親切な台湾の学生と一緒に彼らのおすすめのお店で夕飯を食べたり近くの夜市で食べ歩きをしたり、かけがえのない思い出を作ることができます。参加して後悔はないです。
結城遥南(工学部3年)
台湾の学生と共に現地調査や議論を重ね、文化や環境課題の理解と解決力を実践的に養える短期留学です。学校が終わった後も台湾学生がいろいろなところに連れてってくれます。短期なので初めての海外の方にもおすすめです。
志岐康太(国際教養学部3年
海と暮らしを丸ごと学ぶ8日間。台湾の豊かな海洋文化を体験し、環境保全から地域産業まで多角的に探究できる実践型プログラムです。国際協働やフィールドワークを通じ、世界で通用する視野と行動力を身につけたい学生に最適です。

