大肚山地域での民芸の再考と再生【東海大学】
概要

ほうきづくりの体験

伝統産業の視察ツアー

中間発表会

最終プレゼンテーションと講評会
東海大学のプログラムは、台中市に位置する大肚山を舞台に、地域創生と伝統文化の継承を学ぶ実践型学習です。台中市は、歴史的建築物や文化的施設、発展著しい商業地として知られる一方で、伝統文化の継承において課題を抱えていました。
学生は地元の市場や商店街を訪問し、地域住民や職人との交流を行いながら、地域の実態や伝統工芸品に関する知識を深めました。また、大肚山に伝わる「ほうき」の制作を体験し、その文化的意義や技術の価値について学んでいます。
さらに、課題解決型学習(PBL)を通じて、参加者は現地調査や文化体験から得た知識をもとに、地域創生の具体的な提案を行いました。例えば、伝統工芸を広めるためのSNS活用やイベントの企画、若者向けのプロモーション活動など、多角的な視点で地域活性化の方法を模索し提案していきました。
プログラム内容
対象地
台中市大肚山地域
参加者
千葉大学6名、東海大学6名
プログラム時間割
1日目
伝統的なほうきに関する講義、台中市内ツアー、屋台・図書館訪問
2日目
プレゼンテーション、歓迎会で台湾の学生と交流
3日目
初回のほうき制作、中間プレゼンテーションの検討
4日目
異なる方法でのほうき制作、中間プレゼンテーション
5日目
伝統的な街並みの見学、民族楽器の体験、地域復興の取り組みの学習
6日目
地元ガイドによる文化解説と観光、地域の魅力の学習
7日目
地域づくり提案の具体化、プレゼン資料の作成とプレゼン練習
8日目
最終プレゼンテーション、意見交換
おすすめポイント(このプログラムの2024年参加者から)

嵯峨このみ(法政経学部2年)
PBL 活動を通して、積極性、コミュニケーション力など、様々なスキルを向上させることができました。また、台湾の学生との交流も深めることができたり、観光ではなかなか行けない地域に行けたりと、貴重な経験になりました。

伊藤起希(法政経学部2年)
留学で何がしたいですか。「現地の人々と交流したい!」,「おいしいものを食べたい!」「英語を勉強したい!」これをすべてかなえるプログラムが台湾ローカルプログラムです。現地のレベルの高い学生との交流も、台湾の美食も堪能することもできます。そしてなにより、日本の隣国である台湾を知ることは日本をさらに良く知ることでもあります。ぜひ、台湾ローカルプロジェクトに参加してみませんか!

若林留衣(園芸学部3年)
台湾の学生は日本語も達者で親切であり、アニメや日本の歌手、vTuber に興味をもつ人が多いので、うまく協力関係が築けるか不安な人にも大丈夫です。とても親切で、放課後はいつもおすすめのご飯を紹介してもらったりもしました。英語が苦手でも熱心にこちらとコミュニケーションを取ろうとしてくれます。

堤仁志(工学部2年)
台湾の学生と学ぶ中でとても刺激的で楽しい経験ができます。市場などを訪問するのも楽しく食事も非常に美味しいです。また、日本人への接し方がとても親切で初めての海外で不安に感じているような人でも留学の良さを存分に感じることのできるプログラムだと思います。

磯谷悠誠(法政経学部2年)
私はPBL を通してコミュニケーションスキルだけでなく、どうすれば自分の意見を理解してもらえるかという部分に焦点を当てて交流しました。普段使っている言語でないからこそわかることもあり、たくさんの学びを得られました。

赤羽根遥大(法政経学部2年)
台湾はご飯がおいしいし親日国なので初めての海外や海外が不安な方にもおすすめです。気候も穏やかできっと楽しくて学びの多い留学になると思います。参加するプログラムによってはホテルではなくゲストハウスにみんなで止まるので仲良くなること間違いなしです。