伝統文化産業のリ・デザイン【国立雲林科技大学】
概要

斗六市内対象地視察ツアー

来吉村視察ツアー

来吉キーパーソンへのインタビュー

最終プレゼンテーションと講評会
雲林科技大学のPBLは、台湾の斗六市と来吉村をフィールドに、地域の文化や課題を深く理解し、現地での調査を基に解決策を提案することを目的としたプログラムです。
学生は、まずデザインや地方創生に関する講義を受け、プログラムの前半では、斗六市において商店街や店舗を訪問し、聞き込み調査やインタビューを実施しました。そして、店舗運営や地域特有の課題について理解を深め、グループで課題の整理や改善案を作成をしました。また、これらの活動を基に、調査結果をプレゼンテーション形式で発表し、参加者間で意見を交換しながら提案内容をブラッシュアップしました。
後半では、来吉村に移動し、村の伝統文化や生活に触れる体験活動が中心でした。学生は、村周辺の植生や自然環境を学びながら、住民や職人との交流を通じて地域固有の問題を探求しました。また、伝統的な狩りや工芸品制作の現場を訪れ、地域資源を活用した観光や産業振興の可能性について考察しています。最終日には、これまでの調査や活動を基に提案内容をまとめ、現地の住民や職人、講師に向けて最終発表を行いました。この発表では、現地の視点を取り入れた具体的な解決策を提示するとともに、実現可能性についてフィードバックできました。
プログラム内容
対象地
斗六市街、来吉村
参加者
千葉大学6名、雲林科技大学0名
プログラム時間割
1日目
アイスブレイクとチーム自己紹介、デザイン講義、行啓記念館、斗六の歴史的建造物見学
2日目
斗六の媽祖廟・神社見学、グループ分け後、アンケート内容の検討
3日目
商店街で聞き込み調査、調査内容の整理と改善案の提案
4日目
プレゼン準備、調査結果の発表とフィードバック
5日目
来吉村への移動、来吉村の伝統文化や生活の紹介、体験
6日目
村周辺の植生や農村見学、民族舞踊鑑賞
7日目
伝統的な狩りや工芸品制作の学び、翌日の発表準備
8日目
プレゼン準備、来吉村での活動と提案の発表
おすすめポイント(このプログラムの2024年参加者から)

早野萌加(医学部4年)
フィールドワークやPBLを通じて、台湾人の学生や現地の方とたくさん話すことができ、台湾の実際の雰囲気や人々の優しさを肌で感じることができるプログラムです。普段の大学での生活とは一味違った経験をすることで、たくさん成長できると思います!

加瀬達也(工学部2年)
PBL を英語で現地の学生と行うということは簡単なことではなく、上手くいかないこともあるかもしれません。しかし、その分自身の成長に大きくつながる経験が出来ると思います。学生同士の交流も深めることが出来ました。

森菜月(国際教養学部4年)
文化体験だけではなく、現地の学生と深く交流できる、実践的な英語が使えるという機会を提供してくれるプログラムです。楽しさも学びの経験もどっちも欲しいという人におすすめです。費用もそんなにかからないので、行って損はないと思います。

武田和(工学部2年)
このプログラムを通して、問題を発見し解決策を提案する能力を身に着けることができたと感じます。プログラムの内容も充実していて短期間ではありますが、集中的に台湾の地域のことを学べました。

平野翠(工学部3年)
このプロジェクトでは現地の留学生と交流を深めることができます。また現地の文化や食を楽しめるのでとてもおすすめです。地域課題に解決に向けたスキルを身に着けられかつ英語のコミュニケーションスキルも上がります。現地では夜、ホテルの自転車を使って出かけたり市場を練り歩き、屋台もたくさんあるので中華、台湾料理も楽しめました!

石原怜甫(理学部4年)
英語でのコミュニケーションスキルを磨けるだけでなく、現地の非常に優秀な学生からも得られることは多いです。さらには個人的な観光では絶対に辿り着けない交流や経験があり、得難い体験になるのは間違いないでしょう。